今回の講習会は増補改訂再販される『密教占星術』がテキストとなります。
東洋書院より「密教占星術ー宿曜道とインド占星術−」というタイトルで
2013年9月27日に増補改訂版が復刊されました。
まえがき
1:『宿曜経』とは
1,文殊菩薩が説いたという経典 ー 『宿曜経』
2,不空のインド占星術
覚勝本『宿曜経』
インド占星術の中国化
著書・不空金剛
2:『宿曜経』の源流
1,インドの占星術
2,新しい占星術の要素 ー惑星と曜日の関係ー
3、ホロスコープ占星術の成立
インド式十二宮と西洋式十二宮
十二位の起源
ホロスコープとは何か
占星術と天文学
3:『宿曜経』の内容
1,二十七宿と十二宮の関係(第一品)
七曜の大きさ
白分と黒分
インドと中国の月名
宿と日の対応
2,二十八宿の内容(第二品)
二十八宿をどれから数えるか
各宿の星数と形状と神格
二十七宿の分類
3,命宿に基づく二十七宿の分類(第三品)
4,七曜の支配(第四品)
5,その他の占いの手法(第五品)
三種の日ー甘露日・金剛峯日・羅刹日
金星(太白)による占い
六害宿
十二位と七曜
6,毎日の吉凶(第六品)
ティティという単位
ティティの名称と神
主宰神
7,曜日の計算(第七章)
第七章と『九執暦』
曜日を求めるために
「暦元」について
4:和本『宿曜経』の位置付け
1,享保十六年(1731)二月朔日の曜日
2,『宿曜経』上・下巻の役割
3,『宿曜経』の位置 ー 『宿曜経』から宿曜道へ
5:宿曜道の完成
1,プトレマイオスと宗叡請来の『都利聿斯経』
2,惑星の位置推算暦 ー 『七曜禳災決』の役割
七曜と九執
宿度法
七曜と十二位
惑星の位置推算暦
3,羅候と計都
4,計都の解釈とその天文学的意味
5,日本のホロスコープ
天永三年のホロスコープ
文永五年のホロスコープ
七曜禳災決を用いた宿曜師
ホロスコープの解釈
6:生きているインド占星術
不空のインド訪問から1,200年
インドの民間暦
あとがき
参考文献